Larry Diamondスタンフォード大学教授およびEdward Foleyオハイオ州立大学教授による論考。公衆衛生上の危機により、今年の米大統領選挙は、投票所係員の不足、郵便投票の拡大による開票作業の課題など多くの懸念材料をはらんでおり、アメリカの民主主義に危機をもたらしかねない。本記事では、特に懸念される事態、つまり、トランプとバイデンの両者が大統領選勝利を主張するという事態が発生した場合に起こり得るシナリオを解説。また、混乱を事前に回避すべく、投票集計に3週間半の猶予を与え、紛争解決のための超党派委員会を設置する提案を支持している。