スタンフォード大学ラリー・ダイアモンド教授の論考。選挙を目前に控え、米国の民主主義が崩壊する可能性すらあると警鐘を鳴らす。米国では自由と法の支配は比較的維持されてきたが、現在、自由で公正な選挙が当初の予想を超えてはるかに直接的な脅威に晒されている。民主党支持者の郵送投票割合が高いため、もし火曜の夜にトランプ氏が僅差でもリードしていれば、それまでの集計結果だけをもってトランプが勝利宣言をする可能性がある。激戦州の共和党の立法府に、州の選挙人をトランプに与えるよう圧力を掛ける可能性もある。それにも関わらず、民主主義国として歴史の長い米国には、新しい民主主義国に見られるような、選挙の失敗に対処するためのシステムが掛けていると指摘する。
原文を読む When It Comes to Democracy, the U.S. Is Showing Its Age