最近の活動​

民主主義の未来事業:インド太平洋諸国の民主主義の専門家が集うサニーランズ・イニシアティブ会合開催(1月31日-2月2日、韓国ソウル)

2024年1月31日から2月2日、インド太平洋地域における民主的パートナーシップ推進を目的としたサニーランズ会合(※)が、韓国ソウルで開催されました。

この会合は、2020年1月カリフォルニア州サニーランズ、2022年8月小田原・東京、2023年4月 豪シドニーに続く第4回会合で、3月に韓国政府が主催する第3回民主主義サミット(Summit for Democracy)への提言をまとめるために開催されました。

主たる議題は、インド太平洋地域の民主主義の現状と課題、第3回民主主義サミット、民主的連携の強化、民主化支援のためのODAの活用、日韓米三か国の連携で、会議の成果を踏まえ韓国政府に対する提言を作成しました。

民主主義の未来プロジェクト主査の高須幸雄氏、共同幹事の市原麻衣子 一橋大学法学研究科教授、勝又英子・日本国際交流センター代表理事の他、韓国、オーストラリア、インド、インドネシア、マレイシア、サモア、タイ、米国などの民主主義の専門家39名が出席しました。日韓米三か国の連携に関する討議には、韓国外務省幹部、在韓国相星日本大使、ゴールドバーグ米国大使の他、国際協力機構など実施機関の代表が参加しました。また、参加者の代表がチョウ韓国外務大臣に提言を手交し、インド太平洋地域における民主主義を巡る課題に関して意見交換しました。

提言書 Sunnylands Initiative Seoul Joint Statement (ダウンロード

(※)JCIEは、2018年より「民主主義の未来 – 私たちの役割、日本の役割」プロジェクトを実施しています。2020年1月、数多くの首脳会談が開催されたことで知られるパームスプリングスのサニーランズ荘園に米国とアジア諸国の民主主義問題の専門家が集い、「インド太平洋地域における民主的パートナーシップ強化に関するサニーランズ原則」を議論し、その成果を2021年に”サニーランズ10原則“として、関係国政府に向けて発表しました。以後、JCIEではウェビナーなどを通して、提言を日本に紹介し、連携の強化を目指してきました。

最近の活動