アトランティック・カウンシルのフレデリック・ケンプ会長による論考。罵り合いの大統領候補者テレビ討論会やトランプ大統領のコロナ感染など、米国の自失点が続く中、「欧米民主主義は無秩序であるのに対し、中国は政治的安定を維持している」とのメッセージが中国共産党系メディアから発出されていると指摘する。また、2020年の混乱を歴史的な利益に変換すべく、中国が包括的な取り組みを加速させていると論じる。挙げられている取り組みとしては、国有化の進展、民間企業に対する党の統制強化、外国企業のブラックリスト化、非協力的な中国CEOの投獄などがある。

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