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アジアの若者の民主主義への関わりを分析

アジア・バロメーター調査および、韓国とタイの例をもとに、ガンバット・ダンバ (Gambat Damba)氏(政治教育理事長/ Chairman of Board at the Academy of Political Education)とハンス・パーク (Hansu Park)氏(東アジア研究所研究アソシエート/ Research Associate at the East Asia Institute)がアジアにおける若者の民主主義への関わりを分析している。両著者は若者の民主主義に対する認識、関心、参加の仕方は旧世代と違い、それを単なる無関心、受け身と区別する必要性を挙げる。これは、若者が考える民主主義の価値を調査結果から見ると、アジアの若者は民主的統治による成果に重きを置いていることによる。そのため経済的、腐敗取り組みで結果が見られないと、手続き的正当性が損なわれていなくとも民主主義に対して懐疑的になる可能性があると忠告する。また、若い世代が利用するオンライン・プラットフォームなどは民主的変革に大きなインパクトがあるため、同時に、選挙への立候補をしやすくするなど、若者の政治参加への障壁を取り除くことが重要であると勧告している。

原文を読む Young Asian’s Attitude and Behaviour toward Democracy

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