各国政府のコロナ対応は、市民社会に9点の問題をもたらし、市民社会にとっての危機を生じさせている。1) 行動制限によるコロナ被災者支援困難、2) 政府の情報アクセス制限による効果的なコロナ対応困難、3) コロナ対応に関する政策過程からの市民社会排除、4) 政府批判取り締まりのための言論の自由制限、5) 行動の自由制限による平和的デモの禁止、6) 政府による監視技術の利用、7) 行政機関の権限強化によるチェックアンドバランスの弱体化、8) 自由権制限措置の正当化、9) 権威主義的統治の正当化による民主主義規範の弱体化。