コロンビア大学のツヴェタ・ペトロヴァ氏とサバンチ大学のセネム・アイディン-ドゥズギット氏による論考。ポーランドとトルコは、国際的な民主化支援を地政学的戦略の重要な一部としており、国内の民主化が後退し国際的な文脈が変化する中でも、対外的な民主化支援を継続しているという。両国の例が示しているのは、一部の権威主義国・半権威主義国にとって海外で民主主義を支援することは、国際的地位を向上させ、安定的で繁栄した近隣諸国を形成し、地域的に台頭する大国とのバランスを取り、主要な民主主義国との連携を図るための方法となり得るということであると論じている。
原文を読む Democracy Support Without Democracy: The Cases of Poland and Turkey