一橋大学市原麻衣子教授による論考。国境を越えた影響工作、特に中国による影響工作はアジアでより深刻になっていることを指摘。権威主義国において市民はむしろ人権侵害の危機に晒されているため、影響工作を行っているロシアや中国の政府とその市民を混同しないよう注意を促している。

International IDEA、2023年の報告書でアジア・太平洋地域の民主主義状況に関し、全体的に下降現象は止んだが改善はしていないと分析。

アジアの若者は民主的統治による成果に重きを置き、経済的、腐敗取り組みで結果を重視すると分析する報告書。選挙への立候補など、若者の政治参加への障壁を取り除くことが重要であると勧告。

Transparency Internationalによる地域ごとの腐敗インデックス。アジア・太平洋地域における国々の腐敗度について、国による差が大きいものの、2022年は4年連続で100 ポイント中、平均が45ポイントと停滞していると報告した。

12月7日、民主主義に関する対話を促進する41のウェビナーがJCIEを含む世界47団体により並行開催され、その提言書が民主主義サミット事務局へ提出された。

一橋大学の尹在彦氏による論考。岸田政権が取り組むべき民主主義に関連する課題を指摘する。

セーブ・ザ・チルドレンの声明。ミャンマーでコロナが猛威を振るい、子どもたちが親を亡くしたり、医療や教育を受けることができなくなっている。

3月末から、中国の著名なフェミニストたちのWeiboアカウントが削除されてきていおり、背後には社会的な活動を警戒する中国共産党の方針があるとされている。

4月半ばに、台湾政府が日本から原発処理水を受け取ることに同意したとする偽の台湾総統府メモ画像が出回り、中国本土が出所の偽情報と見られている。

ラマチャンドラ・グハ氏の論考。インドは現在コロナ感染爆発下にあるが、この原因を、モディ政権の3つの特徴（統治能力の無さ、セクト主義、人格崇拝）の観点から説明している。